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16 11月 2020

フィリピンはベルギー産の欧州豚肉の輸入禁止措置を解除

10月26日、フィリピン政府はベルギー産家畜豚および豚肉製品の一時輸入禁止措置の解除に関する覚書を発表しました。この規定は直ちに発効されました。ベルギーの野生イノシシにおけるASFの発生からちょうど2年が過ぎ、フィリピンはベルギー産の欧州豚肉の輸入を再開する初の主要なアジア市場となりました。これは、ベルギーのASF対策の成功によるものです。

フィリピン政府はベルギーに対し、2つの重要な輸出条件を定めました。ベルギーはこれを厳守します。

  1. ウイルスフリーの区域で生まれた動物もしくはその区域で最低3ヵ月以上飼育された動物の肉でなければならない。
  2. 公認の食肉処理場で処理され、屠殺前後の検査で結果が良好でなければならない。

初めて感染が確認された区域にいた家畜豚は全て、ベルギー政府の監督下で殺処分されました。また、当区域では農家が豚を再度所有することは禁止されています。

Philippine Memorandum Order(公文書)全文

家畜豚の感染は一切なし

フィリピンは、主要なアジアの国の中で初めてベルギー産豚肉の輸入禁止を解除します。駐フィリピンベルギー大使のミッシェル・ゴファンは「これは、迅速な発見と迅速な対応が鍵となったベルギーの包括的なASF対策の成功によるものです」と述べました。

「フィリピンの輸入解禁はベルギーの包括的なASF対策の成功によるものです」ミッシェル・ゴファン
– Michael Goffin

厳格なバイオセキュリティ-措置をはじめ、国内だけでなくヨーロッパ全体での協力体制、そして野生イノシシ侵入防止の300kmにも及ぶフェンス網によって保証された巧妙なゾーニング制度のおかげで、ベルギーは620万頭もの家畜豚の感染をゼロに維持することに成功しました。

野生イノシシは、予防的に体系的に処分されました。継続的な検査から分かるように、2019年10月以降、全ての野生イノシシの死骸からはウイルスが検出されていません。「的を絞った取り組みのおかげで、ベルギーは初のASFウイルスフリーの主要豚肉生産国になりました」とミッシェル・ゴファンは述べました。

「継続的な検査から分かるように、2019年10月以降、全ての野生イノシシの死骸からはウイルスが検出されていません。」ミッシェル・ゴファン – Michael Goffin

このように好ましい結果が出ても、厳格な措置は今後も引き続き行われます。

ベルギー連邦フードチェーン安全庁によるベルギーのASF対策についての詳細情報

ベルギーの貿易パートナーとしてのフィリピンの重要性

ASFの発生以前、フィリピンはEU圏外でベルギーの2番目の豚肉輸出相手国でした。総輸出量は12,577トンであり、これは7億5千万フィリピンペソに相当します。

出版物

豚肉カタログ

食肉カット:ベルギーの食肉卸売業者により提供される、幅広い欧州産カット豚肉

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ベルギーの食肉卸売業者ガイド 2022

ベルギーの食肉卸売業者の概要:製品仕様、活動、認定、輸出先などが記載された、ベルギーの食肉卸売業者についての完全な概要

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